(一社)日本映画製作者連盟より、2017年(平成29年)全国映画概況が発表されました。
年間入場者数 174,483千人
映画館スクリーン数(うちシネコン) 3,525(3,096)
公開本数(洋画含む) 1,187本
映画が1番の娯楽だった1950年代後半〜60年には、年間入場者数が10億人を超え、1人平均10回/年 程度鑑賞していたようです。
今は1人平均1〜2回/年 程度なので、映画館で観る機会が減ったということは明らかですが、近年急激に変化したわけではなく
1970年代には入場者数が2億人を下回り現在の入場者数に落ち着きました。
ただ平成になってからで見てみると、昨年の180,189千人に次いで2番目に多い入場者数です。
単館映画館は少なくなりましたが、シネコンの台頭により映画館スクリーン数自体は年々増加しています。
2017年に公開された邦画594本のうち一般的に大ヒットと言われる興行収入10億越え作品は38本(割合にすると6%)。
さらに細かくみていくと、38本中10本がアニメ、28本が実写でした。
アニメ1位 『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』 68.9億
実写1位 『銀魂』 38.4億
※参考:洋画1位 『美女と野獣』 124億
ちなみに過去邦画実写で100億円以上を記録したのは3作品のみ。
1983年 『南極物語』 110億円
1998年 『踊る大捜査線 THE MOVIE』 101億円
2003年 『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』 173.5億円
脱線しましたが、
2017年10億越えの実写映画28本中、市内ロケ作品は5本!
10位 『22年目の告白-私が殺人犯です-』 24.1億
14位 『帝一の國』 19.3億
26位 『ひるなかの流星』 13.7億
31位 『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』 11.4億
38位 『斉木楠雄のΨ難』 10.0億
※アニメも含めた邦画38本中の順位
決して興行収入だけが作品の良さを決める全てではないですが、沢山の方に観てもらえる一つの指標であり、作品を通じて「足利」を知ってもらえると嬉しいです。