①ほぼほぼオール足利ロケ
②市民一体参加型作品
③笑いの現場
ⓒ麻生周一/集英社・2017 映画「斉木楠雄のΨ難」製作委員会
①ほぼほぼオール足利ロケ
色んなところで何度も言ってきていますが、本作ほぼほぼオール足利ロケなんです。物語が展開していく舞台のPK学園は旧足利西高で劇中の約8割を占め、主人公斉木楠雄の家は利保町一軒家だったり、出てくる道も市内であったりと見たことある景色があちらこちらに出てきます。特に旧足利西高は近年色んな作品で利用されていますが、歴代作品の中でも「斉木楠雄」が一番学校のシーンが多いのではないのでしょうか。『斉木楠雄のΨ難』改め『旧足利西高紹介Movie』をお楽しみください。笑
旧足利西高での撮影の一コマⓒ麻生周一/集英社・2017 映画「斉木楠雄のΨ難」製作委員会
②市民参加型作品
本作は学園祭がストーリーの中心だったので、取材も兼ねてクランクイン前に美術スタッフと実際に市内の文化祭(足利南高校、足利清風高校)にお邪魔してきました。文化祭終了後、学校側に許可を頂き実際の模擬店やクラスの出し物、貼り物などを沢山頂戴し、撮影時には旧足利西高の至る場所に飾らせて頂きました。色んな場面で写り込んでいるので、生徒さんたちは去年を思い出しつつ文化祭の飾りに注目してみてください。
また今回は準備〜片付けまで毎日沢山のボランティアスタッフ(近隣市民)の方々にご協力頂き、一緒に作品を作り上げました。ほぼ毎日お手伝いしてくれた方や1日のみの方もいますが、総勢50名を超える方にご協力頂き、美術に関していえば、間違いなくボランティアスタッフの協力なしには成立しなかったと実感しております。
なかなか身を以て体験することのない映画業界。参加された方にとっては思い出の一作になったのではないでしょうか。ぜひご家族やご友人を誘ってご覧になって頂き、映画談義に花を咲かせてください。そして今後も引き続きお手伝い頂けると嬉しいです。
ボランティアスタッフの活動様子
③笑いの現場
公開が近づき、出演者が色んな番宣で言っていますが、本作には悪者は一切登場せず、最初から最後までリラックスして観ることができる作品です。
そして何と言っても現場が常に笑いに包まれていて、本番中もみんな笑いを堪えるのに本当に必死でした。そんな中、福田監督とプロデューサーは堪えることなく爆笑していましたが…
シーンは終わっているのに福田監督はカットをかけず、引き出しの奥をさらにこじ開けようとし、出演者たちもアドリブでもっと面白いものをひねり出そうという姿勢にコメディの真髄を見たような気がしました。人気漫画からの実写化で賛否両論出るのが普通ですが、本作は出演者たちのキャラクタービジュアル、福田監督への信頼感もあり楽しみな声が多いようです。原作が好きな方も、キャストが好きな方もがっかりさせない内容になっています。ぜひご期待ください!
常に笑いに包まれていた現場ⓒ麻生周一/集英社・2017 映画「斉木楠雄のΨ難」製作委員会
以上、長々と書いてしまいましたが、純粋に『斉木楠雄のΨ難』を見て頂きたいので、一人でも多くの方が映画館に足を運んでいただければ幸いです。
福田監督のTwitterより引用